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2019-10

人はなぜ老いるのか。

先日1/5に放送された「たけしの人体科学スペシャル 人はなぜ老いるのか」を
見ました。

分子生物学者の福岡伸一さんとたけしさんが進行役を務め、老化の謎、
年齢の4倍ものスピードで老化が進んでしまう難病、「コケイン症候群」の患者さんと
その家族を取材したもの などで構成され、とても興味深かったです。

ご覧になられていない方の為に、番組内容の概要を以下に書いておきます。

私たちが食事で食べたものがどうなるか。
普通は 消化されてエネルギーになるか、もしくは脂肪として蓄えられる という
風に考えますが、そうではないということが ある科学者によって解明されました。

ドイツの生化学者、ルドルフ・シェーンハイマーという学者です。

シェーンハイマーは 放射性同位元素で分子に「目印」を付けた食物をネズミに与え、
それが体内でどうなるかを実験したのです。

そしたら 食べたものは 全身にまんべんなく分布していることが分かりました。

食べたものは胃や腸で分解され、分子レベルで見ると、身体のあちこちに運ばれ、
身体の一部になっていたのです。

実験前と実験後で精密に体重を測定しても、まったく体重は変わらず、
すなわち、分子レベルで身体の一部が「入れ替わっている」ということが分かりました。

消化管だと、2~3日で、筋肉だと2週間くらいで半分くらいが入れ替わる、
1年前の自分と今日の自分では 物質レベルではすっかり入れ替わっているということです。

例えば、小腸のじゅう毛では 24時間で新しい細胞に入れ替わり、古い細胞は
便となります。

大便のうちの、実に40%が 自分の分子や細胞であって、
30%が食べ物のカス、残りの30%が腸内細胞 ということらしいです。

福岡教授は、これを「動的平衡」といい、「絶え間なく動くけれどバランスが取れて
いること」を指すのだそうです。

「コケイン症候群」という難病は 遺伝子が原因で、老化が通常の約4倍の速度で
進んでしまう病気。(難病認定はされていない。)

日本国内では100人ほどしか、患者がいないそうです。
5歳未満の小さい時に発症し、以降、症状が進むにつれて発育不全、白内障や
耳が遠くなる、筋力低下といった症状が出て、歩くこともしゃべることも
できなくなる。

原因になる遺伝子は1990年につきとめられて分かっているそうですが、
なぜ その遺伝子に異常があると、発育不全や目の異常、耳の異常が現れるのかが
全く分からないし、それを解明しないと治療につながっていかないということです。

老化と分子の入れ替わりが どう関係しているのか、それが老化の謎を解く
カギになるのですが、福岡教授によれば、
「老化は動的平衡のアンバランス」だと言います。

分子が入れ替えられるのは 本来、老化を遅らせるための仕組みであって、これを
「クラッシュ アンド ビルド」と言います。

このクラッシュ アンド ビルドでは 古い分子だけでなく、新しい分子も
どんどん取り替えているそうで、細胞の中では 出来たものを壊す仕組みのほうが
たくさんあって、作っては壊し、作っては壊しを繰り返しているのですが、
その自転車操業によって、ちょっとずつゴミがたまっていき、それが老化の原因であると。

入れ替わりがキレイに行われ、バランスが保たれているうちはいいのだけど、
やがてゴミがたまり、クラッシュ アンド ビルドのバランスが崩れる。
それが「老化」であって、シミやシワ、白髪が増えるのも
「クラッシュ アンド ビルド」のバランスが崩れるから。

ここで コケイン症候群の話に戻ると、コケイン症候群の患者さんは 紫外線に
弱いことが知られていて、これは 原因となる遺伝子の異常が原因で、
DNAの傷を修復をするタンパク質が働かず、紫外線などで傷ついた
DNAの損傷を回復できないということが分かりました。

傷ついたDNAをそのままにしておくと、余計なゴミが細胞の中に溜まった状態に
なる。
そんな細胞が体中に増え、老化に似たような状態が細胞の中で起こっている、
ということです。

日本人に癌が増えたのは 寿命が延びたから。
正常な細胞は増えすぎないように調節する仕組みをもっていますが、癌細胞は
無制限に増え続け、腫瘍を作り、身体のあちこちに転移して栄養を食い尽くします。

通常は癌にならないよう、DNAの傷を修復する仕組みがあったり、
癌になりかけた細胞を監視する細胞(NK細胞)があって、それで消去されたりしているが、
それをくぐり抜けて癌が増殖するために味方するのが「時間」であると。

だから 長寿社会では 癌が どうしても増える。

というような内容でした。


「クラッシュ アンド ビルド」の話は まさに皮膚の老化がその仕組みなので、
とても興味深かったです。

私たちの皮膚の中で真皮のハリを支える成分、コラーゲンやエラスチン、
ヒアルロン酸などは 繊維芽細胞の中で作られるわけですが、作るだけでなく、
壊すことも同時に行っています。

コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を壊す酵素が それぞれ存在するのです。

若いうちは 作るのと壊すのの早さが バランスが取れているのですが、
年を取ってくると、壊すほうが 作るよりも上回ってしまい、それで
肌のハリがなくなってしまうのです。

年をとって、真皮のハリを支える成分が 減ってきたり、その質が変わって
きたりするのは 人間として生きている以上、どうにも 防ぎようが
ありません。


しかし、普段の生活で気を付けることである程度防げることが ひとつだけあって、
それは「紫外線を防ぐ」ということです。

紫外線によっても 真皮のハリを支える成分の分解酵素が分泌され、
コラーゲンやエラスチンが減少したり、変性したりするからです。

また、活性酸素を消去する抗酸化物質(カロテノイド、ビタミンC,E、ポリフェノール等)を
食事で積極的に摂取すること、これもある程度 内側から老化を遅らせることができると
思います。

Global Beautyの化粧品もそうですが、色々な化粧品に抗酸化物質が入っているものに
ついては それを生きた人間の肌の上から塗ることで、肌の老化をどの程度遅らせる
ことができるか、それはまだはっきりしていません。
 
しかし、食事や紫外線に気を付け、タバコなど大量の活性酸素を発生させるものを
避けるなど、生活全般で 改善できることと一緒に、抗酸化力のある成分を配合した化粧品を
使うこと自体は プラスにはなってもマイナスにはならないはずです。

また、日焼け止めのような化粧品は 紫外線を防御することにも役立ってくれますしね。

自然老化は 防ぐことができませんが、「光老化」ならば、普段の生活習慣の改善や
紫外線防御によって、ある程度は防ぐことができそうですよね。

という私も 30歳過ぎまで 外でのスポーツや 毎年のように海水浴などで
夏、こんがり日焼けをしていたので、今は後悔の嵐なのですが・・・

というわけで、皆さん、光老化には気を付けましょう。



こだわりの無添加コスメ Global Beauty


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