fc2ブログ

2024-03

こんなにある!小麦由来化粧品成分

昨年10/19にアップしたブログに 厚生労働省からの「加水分解コムギ末」に
関する注意喚起の情報を乗せていたので、今も「コムギ末」とかそういうワードで
当ブログを訪問される方が ちらほらといらっしゃいます。

それで この大問題となってしまった騒動を 私が厚労省等からの通知で
知りえる範囲内で 書きたいと思います。(他メーカーのことなので、
あまり詳しい情報は持っていませんが・・・)

まず、「小麦」由来の化粧品成分 なのですが、茶のしずく石けんで問題になった
「加水分解コムギ末」以外にも 実にたくさんあります。

全成分の名称リストに挙がっている小麦由来成分をざっと書き出してみました。

+++++++

(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解コムギタンパク
(トウモロコシ/コムギ/ダイズ)アミノ酸ヒドロキシプロピルトリモニウム
(加水分解コムギタンパク/PVP)クロスポリマー
PEG-40ブチルオクタノールコムギ胚芽エステルズ
PEG-8コムギ胚芽油エステルズ
PG加水分解コムギタンパク
イソアルキル(C8-16)コハク酸コムギスルホン酸Na
イソステアロイル(コムギ/トウモロコシ/ダイズ)アミノ酸AMP
イソステアロイル加水分解コムギタンパクAMP
ウンデシレノイル加水分解コムギタンパク(Na/TEA)
ウンデシレノイル加水分解コムギタンパクK
ウンデシレノイル加水分解コムギタンパク亜鉛
オリーブ油脂肪酸加水分解コムギタンパク
オリーブ油脂肪酸加水分解コムギタンパクK
カチオン化加水分解コムギタンパク-1
カチオン化加水分解コムギタンパク-3
クオタニウム-79加水分解コムギタンパク
ココイルコムギアミノ酸Na
ココイル加水分解コムギタンパクK
ココイル加水分解コムギタンパクNa
ココイル加水分解コムギタンパクグルタミン酸Na
ココジモニウムヒドロキシプロピル加水分解コムギタンパク
コムギアミノ酸
コムギグルテン
コムギグルテンエキス
コムギタンパク
コムギデンプン
コムギフスマ
コムギフスマエキス
コムギフスマ脂質
コムギ種子エキス
コムギ胚芽
コムギ胚芽エキス 1
コムギ胚芽タンパク
コムギ胚芽油 1
コムギ胚芽油不けん化物
コムギ胚芽油脂肪酸
コムギ胚芽油脂肪酸アミドプロピルアミンオキシド
コムギ胚芽油脂肪酸アミドプロピルエチルジモニウムエトサルフェート
コムギ胚芽脂肪酸アミドプロパルコニウムクロリド
コムギ胚芽脂肪酸アミドプロピルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解コムギタンパク
コムギ胚芽脂肪酸グリセリル
コムギ芽エキス
コムギ葉エキス
ステアロイル加水分解コムギタンパクNa
スペルトコムギ種子エキス
セテアリルコムギフスマグリコシズ
セテアリルコムギワラグリコシズ
ソイジモニウムヒドロキシプロピル加水分解コムギタンパク
トコフェロール/コムギポリペプチド
パルミトイル加水分解コムギタンパク
パルミトイル加水分解コムギタンパクK
パントエアアグロメランス/コムギ粉発酵エキス
ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解コムギタンパク
ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解コムギデンプン
ヒドロキシプロピルポリシロキサン加水分解コムギタンパク
マカロニコムギ種子エキス
ラウリルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解コムギタンパク
ラウリルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解コムギデンプン
ラウロイルコムギアミノ酸K
ラウロイルコムギアミノ酸Na
加水分解コムギ
加水分解コムギグルテン
加水分解コムギタンパク
加水分解コムギタンパク/酢酸PEG-7ジメチコン
加水分解コムギタンパクコムギ胚芽油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミン
加水分解コムギデンプン
小麦粉
小麦粉エキス
小麦粉脂質

+++++++

これだけの数があるのです。

小麦アレルギーの原因の多くはタンパク質でしょうから、タンパク質が含まれていないもの
だったら アレルゲンとならない場合もあるかとは思いますが、
自分が小麦アレルギーであると、分かっている方は 上記の成分は
念のため 全て避けたほうがよいということになります。


今回 これだけの大騒ぎになってしまったのは なぜか。

厚生労働省や国民生活センターから出た通知などを時系列で追ってみます。

2010年10月15日付
小麦加水分解物を含有する医薬部外品・化粧品による全身性アレルギーの発症について

2010年12月7日
メーカーが「加水分解コムギ末」を抜いた新商品を販売し始める。
しかし 旧商品の回収は この時点では行われなかった。

メーカーが商品の「回収」を発表したのは7か月後の、2011年5月24日です。
新聞紙上で製品の回収を発表した資料が国民生活センターにありました。

旧茶のしずく石鹸(昨年12月7日以前の商品)をお持ちのお客様へ

厚生労働省からの通知もありました。

小麦加水分解物含有石鹸「茶のしずく石鹸」の自主回収について

医薬部外品 回収の概要(クラスI)

旧 茶のしずく石鹸(昨年12月7日以前販売分)を まだお持ちのお客様へ

2011年7月14日
国民生活センターから、以下のような資料が発表された。
小麦加水分解物を含有する「旧茶のしずく石鹸」(2010 年12 月7 日以前の販売分) による危害状況について‐アナフィラキシーを発症したケースも‐

特徴的なのは、当該石けんの使用により全身性アレルギーを発症している例が約20%あり、
もともとアレルギー体質ではなかった人が突然に小麦アレルギーを発症している例も
少なくない。
」と、事態の深刻さが明らかとなる。

その後、厚生労働省が被害状況の件数などをまとめた以下の通知を発表。
小麦加水分解物含有石鹸「茶のしずく石鹸」と全身性アレルギー に係る報告について

2011年9月20日
各都道府県の衛生主管部局長あて通知
「小麦由来成分を配合する医薬部外品、化粧品について容器または外箱等にその成分名
及び小麦由来である旨等を表示するように周知指導」との通達が出される。

2011年10月15日
厚生労働省から、平成23年10月17日までに受け付けた、「茶のしずく石鹸」の使用者に
発生したアレルギーの報告の集積状況をまとめたものが発表される。
小麦加水分解物を含有する医薬部外品・化粧品の使用者に 発生した全身性アレルギーに係る報告について

以上が、私が通知等で知ることのできた今までの流れです。

ここまで問題が拡大してしまったのは メーカーに商品を使用しての小麦アレルギー
発症の事例がよく報告されるようになったのは2009年頃からのようですが、
新商品に切り替えたのが2010年12月で、商品の自主回収が始まったのは2011年の5月と、
期間が空いてしまったことですね。

この対応を見ると、メーカーも、厚生労働省も、 
「もともと小麦アレルギーだった人が発症しただけ」という風に この問題を
当初は 重大なものとは受け止めていなかったのではないかと思われます。

たしかに、毎日洗顔しているうちに粘膜や皮膚から加水分解コムギ末の成分が
少しずつ吸収されて、アレルギーを発症し、その後 パンや麺類も食べられなくなる
という事例は 初めてではないかと思いました。
(少なくとも私は初めてこの問題でそのような事例を知りました。)

アレルギーの問題、たしかに 食品では気を付けていても、化粧品では
そこまで意識していない方が多いのではないかと思いました。

小麦製品を食べた直後や小麦由来成分配合の石けんや化粧品の使用直後に
症状が出れば、食べ物や石けんが原因だと分かりやすいのですが、
直後ではなく、運動した後に症状が出る方も多かったようで、
そのような場合は 余計に気づくのが遅れた方も多いと聞きます。

「茶のしずく」小麦アレルギー 食物由来の成分、リスク認識を


石油など合成由来ではなく、植物や動物などが由来のものならば安心 という
イメージが消費者の中に一般的にあると思うのですが、アレルギーの問題は 
むしろ身近にある自然由来のものが抗原となって引き起こされることが多い
ものですから、化粧品であっても注意が必要ということですね。
(動植物由来原料や精油(香料)など)

もちろん、合成の成分ならアレルギーの心配なしというものではありません。

たとえば「ポロキサマー○」という形で表示される石油系界面活性剤には
この成分が原因で「アナフィラキシーショック」が引きおこされたケースが
報告されていますし、防腐剤のパラベンなど 普段よく日用品や化粧品、
食品の成分として接触する機会の多いものはアレルギーの原因になり得ます。

2001年に全成分表示が実施される前に「表示指定成分」というのがありましたが
(今では「旧表示指定成分」と呼ばれています)、これは人によってはアレルギーを
起こす可能性が比較的高いものが指定されていたわけですから、
旧表示指定成分が含まれていないかどうか、はひとつの目安にはなると思います。

ただ、それにはひとつ問題があって・・・全成分表示実施以降、
「旧表示指定成分」の表示名称まで、大幅に変わってしまっているのです。

例を挙げれば

表示指定成分での名称 →  新名称

エデト酸及びその塩類 →  EDTA、EDTA―○
塩化アルキルトリメチルアンモニウム → ベヘントリモニウムクロリド
塩化ベンザルコニウム → ベンザルコニウムクロリド
塩化ラウリルトリメチルアンモニウム → ラウリルトリモニウムクロリド
ジイソプロパノールアミン → DIPA
ジエタノールアミン → DEA
臭化セチルトリメチルアンモニウム → セトリモニウムブロミド
カンタリスチンキ → マメハンミョウエキス


などなど、名称が「表示指定成分」だった頃と、大幅に変わっているものが
たくさん存在するのですよ。

これでは それまで「表示指定成分」を避けていた人にとっては 全成分表示が
実施されたことによって、かえって分かりにくくなっていますよね。

これについては次回の「読んで美に効く基礎知識」で 各表示指定成分が、
今 どのような名称に変わっているかを 全て一覧表にして公開する予定ですので
お楽しみにお待ちください。

今のところ、12/29公開予定で スタッフの皆さんと準備を進めています。


こだわりの無添加コスメ Global Beauty
スポンサーサイト



コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://globalcosme.blog133.fc2.com/tb.php/654-8b1dc63e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | ホーム |  »

プロフィール

global cosme

Author:global cosme
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

ごあいさつ (8)
化粧品についてのご意見・ご感想 (42)
お知らせ (36)
社長日記 (996)
手抜きレシピ (18)
美味しいもの、店 (4)
おすすめの本 (13)
スキンケアと化粧品 (117)
書評 (10)
旅行、温泉 (1)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR