2017-11

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「仮説」に戻ったSTAP細胞

一昨日の午後に行われた理化学研究所の笹井芳樹・副センター長の会見、
私も注目して見ていましたが、一般の素人の目から見ると、色々と
残念なことが多かったですね。

まず、共著者としての自らの責任については 
あくまでも若い 研究者の可能性を助けるために「アドバイザー」的な
役割で参加していた というようなことをおっしゃっられましたので、
自らの責任を回避しようとしているようにも受け取られて仕方がないところが
あったのではないでしょうか。

そして、若山教授に小保方さんが 以来されたものから作ったSTAP細胞だと
して渡していた細胞のマウスの系統が変わっていた件は 
「あくまで若山研内部で完結している問題」等と言って、
まるで 理研は関係ないかのような発言をされていましたね。
これも おかしなことです。

一番 重要なSTAP細胞が存在するかどうか という点については
「最も有力な "仮説"」で、STAP細胞があると考えないと
説明することのできない現象があると。

また、STAP細胞がない と仮定するには証拠がない。(反証に欠ける)
ES細胞やTS細胞のコンタミという仮説では説明がつかない現象が
いくつかある。

だから STAP細胞は 最も有力な「仮説」であって研究する価値があるのだ

と、ごく ざっくりとまとめると、このような内容だったかと思います。


このような内容を聞くと、あのNatureに掲載されたときの華々しい会見は
一体 何だったのかと 今さらですが、思えてきますね。

単なる「仮説」をNatureで発表しただけで、大騒ぎになって、
理研もマスメディアを最大限利用して 研究内容とは違う、
ピンクやイエローの壁紙の研究室やムーミン、割烹着など
笹井氏と小保方氏が 一緒にアイデアを考えたと中日新聞では
報道されていましたが・・・。

再現実験も 多能性マーカーが陽性となる部分までの成功であって、
STAP細胞も 単なる仮説であるならば ここまで派手に発表するような
ことではないように、素人的には 思います。

小保方さんは 最初はNatureから論文を突き返されていて、
その時には 笹井氏は 論文の共著者ではなかったようですね。

しかし その後、論文が受理されたのは ES細胞の権威である笹井氏が
共著者として加わったから・・・というのも大きいのではないでしょうか。

科学の分野では 論文の著者のネームバリューは すごく大きいと思います。

もしも 共著者が誰もおらず、何も実績のない小保方さんがただひとりだけで
論文を書いたのならば全く相手にもされなかったかもしれません。

ハーバードのバカンティ教授は 耳の軟骨をマウスの背中に移植してくっつけ、
マウスの背中から耳をはえさせた「バカンティ・マウス」というものでは
名が知られているようですが、博士号を持っているだけではない麻酔科医
のようですし、Nature等に論文が掲載されたこともないようですね。


それに比べ、笹井氏、若山氏の論文は これまでもたくさんNatureや
Cellなどの科学雑誌に掲載されているようですから、こうした共著者の
業績、ネームバリューによるところも大きかったものと思います。

それを 論文をよく精査せずに 作為的とも受け取られかねない稚拙なミスの
たくさんある状態で投稿してしまうのは 共著者としての責任、上司としての
責任、もっと痛感してほしいものです。

ずさんなままで、また研究成果も中途半端なままで論文を投稿して、
こんなに急がなくて良かったのでは と個人的には思いました。
特許はすでにNatureに掲載される前に出願されていたようですしね。

そして、このSTAP細胞が 再生医療に応用できる可能性について、
すごく価値のある研究かのように会見では言われていましたが、
このように 誰も再現に成功していない、簡単に作れるわけでもない
となると、今ひとつその利用価値がよく分かりません。

STAP細胞が本当に作られていたとしても、それは現段階では 
生まれたてのマウス(生後1週目)からだけしか、成功していない技術という
ことですし、iPSの山中教授のように、 若い人からお年寄りまで
様々な人の皮膚から作成に成功できていているものとは全く違うように
思います。

それなのに、会見では STAP細胞は iPS細胞に比べて
「2日ほどで簡単に作れる」とか、
「がん化のリスクがない」と
自らの成果を過大評価し、iPSを貶めるような発言までしてしまったわけです。

iPSのがん化のリスクについては もう早くに解決した問題だったようですね。
その誤解を晴らすために、山中教授は 忙しい中をテレビ出演して弁明される
等、対応に追われたのではないでしょうか。

私自身も自分のブログで 理研とマスコミが発表したそのままを鵜呑みにして
iPSよりも優位性があるかのように過去記事に書いてしまったことがありました。
専門分野ではない為に無知からくる稚拙な記事でしたが、とても反省しています。


研究成果を必要以上に過大に華々しく公表しておいて、その論文が
杜撰極まりないものだった。

STAP細胞を作ることに 今後 理研内部、あるいは 外部の研究機関の
誰かが成功するのかもしれません。
しかし、この一連の経緯の責任は どう弁明しようとも 日本の科学会の
大きな汚点として、今後も残るでしょうね。

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