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2019-10

3/8から週末にかけて汚染物質を含んだ黄砂に要注意

甘粛省中部の山丹馬場で5日午前10ごろ、大規模な黄砂現象が発生したそうです。

下の写真のようなすごい黄砂です。

中国黄砂

これが8日に日本を襲うようです。

6日夕には北京付近にあったスモッグが、7日正午ごろは韓国ソウル一帯を覆い、
8日未明には日本海を渡って来るとのこと。

8日夕刻には本州全体が覆われてしまうそうです。

8日は黄砂込み要注意:中国重篤スモッグ来襲


先日、3月5日には PM2.5の1時間の平均値は、偏西風の通り道の西日本を中心に、
国の暫定指針値である70μgを超える時間帯が多く見られました。

なんと 熊本・荒尾市では5日、PM2.5が、
1日平均で1立方メートルあたり、110μg(マイクログラム)まで上昇したのです。

黄砂と一緒に汚染物質のPM2.5が週末にかけて日本にやってくるのです。

今度の週末は 良い天気であっても 不要な外出は控えたほうがよいかもしれません。

特にアレルギーや呼吸器系疾患をお持ちの方はご注意ください。

環境問題で何も対策を取らず、これだけ日本にまで迷惑をかけ続ける中国。

その原因は 国有企業が利益優先のままに環境を破壊する操業を続け、
それを地方政府の役人が賄賂につられて見逃すという構造 という実態が
あるようです。


+++++++

経済格差から役人の汚職、少子高齢化など「危機のデパート」ともいっていい中国に
今冬、新たな危機が加わった。
微小粒子状物質「PM2.5」の危機である。
空気中を漂う2.5マイクロメーターより小さい微粒子で、肺や気管支の深奥まで
入り込み、ぜんそくや肺がんを引き起こす恐れがある。
大気汚染源でも最も人体への影響が大きいといわれるものだ。

 日本では東京都が2003年から都内を走るディーゼル車両の排ガスにPM規制を
打ち出したことで知られる。
規制導入のきっかけになった1999年の石原慎太郎都知事(当時)の会見では、
知事がペットボトルに入った黒い物質を報道陣の前で振った映像を記憶している人も
いるだろう。あれがPM2.5である。
あの煤煙の固まりのような物質が呼吸器官に入ってくると考えただけで
大半の人が気持ち悪くなるだろう。



■空気も水も――深刻化する環境汚染

 PM2.5が日本の基準の10倍から30倍の水準で漂っているのが今の中国の空気であり、
北京市、天津市、河北省、山西省、陝西省、江蘇省などをPM2.5に汚染された大気が
覆っている。中国の人口の約4割が有害微粒子濃度の高い汚染地域に居住している
ことになる。

 中国の環境問題は1990年代から存在した。石炭を大量消費し、対策もとらないままに
空中に放散した結果、硫黄酸化物、窒素酸化物による大気汚染が深刻化、
大気中の物質が雨とともに地上に降下したため、中国の沿海地域の主要な湖、
河川は生物の生存が困難なほど酸性度が高まった。

 水質汚染はそれだけではない。各地の化学工場や染色、メッキ、セメント工場などが
廃液を処理しないまま河川に流し込み、発がん性物質が住民の上水道の水源に
流れ込むという事態も発生した。
05年には吉林省の化学工場で爆発事故が発生、有毒物質が中国東北部を代表する大河で
ある松花江に流れ込み、下流域で取水が禁止されたというニュースは記憶に新しいかも
しれない。



■住民運動で工場閉鎖の例も

 中国の環境汚染を挙げ始めればきりがない。中国各地で無残としかいいようのない
環境破壊と地域住民の健康被害が出ている。中国国民の政府への怒りは
経済格差の拡大が代表のように語られるが、国民がより深刻に受け止めているのは
環境破壊であり、この4、5年、中国各地では地域の工場の排出物に対する国民の
監視の目が厳しくなり、一部では工場が住民運動によって閉鎖、移転されるケースも
出ている。

 2011年8月には大連で化学工場の護岸が壊れ、有毒なパラキシレンが海洋に漏出する
恐れが出てきたことから、住民1万2000人が市庁舎を取り囲み、工場閉鎖を要求。
市政府は即日、工場の移転を表明せざるを得なかった。
中国の農地の過半は工場や鉱山の廃液を起源とするクロムやダイオキシンなど
重金属で汚染されているといわれ、水や空気の危険に、食の危険も加わり、
中国国民の政府や共産党への怒りと不信感は強まる一方だ。



■国有企業と腐敗した役人

 中国の環境汚染の原因を突き詰めれば、国有企業とそれに群がる腐敗役人に行き着く。
国有企業が利益優先のままに環境を破壊する操業を続け、それを地方政府の役人が
賄賂につられて見逃すという構造だ。
時に腐敗していない役人がいても、「地方経済の中核である地元国有企業が
汚染対策の費用負担によって破綻してもいいのか」という開き直りの前には
口を閉ざさざるを得なくなる。雇用と税収が減れば地域経済は疲弊し、
社会が不安定化する恐れがあるからだ。中国のPM2.5も実は共産党体制の基盤である
国有企業と官僚が引き起こした問題といえる。



■燃料の規制の緩さが原因

 直接的に関わっているのはエネルギー業界だ。微粒子状物質の発生原因の半分は
自動車の排ガスであり、その素はガソリンやディーゼル油に含まれる硫黄などの
成分だからだ。中国のガソリン、ディーゼル油に含まれる硫黄分の規制は
「150ppm以下」で、日本や欧州の「10ppm以下」と比べ、何と15倍の濃度でも
認められている。
中国では乗用車の排ガスに含まれる一酸化炭素、窒素酸化物(NOx)などの規制は
欧州が2005年から導入した「ユーロ4」とほぼ同水準のものが新車にはすでに適用されて
いるが、燃料の規制は緩く、硫黄酸化物(SOx)がPM2.5の有力な原因になっていると
いわれる。

 自動車メーカーは外資との合弁が多く、排ガス対応の技術も外資から得られるため
NOx対策などで高いハードルを課しても問題はないが、PM2.5の主因の1つである
ガソリンやディーゼル油の硫黄分を先進国並みに削減しようとすれば、
製油所に高度な脱硫装置を整備する必要があり、石油会社は莫大な投資をせざるを
得ない。投資負担を嫌う中国石油天然ガス集団(CNPC)、
中国石油化工集団(Sinopec)の2大国有石油会社は残留硫黄の規制を強化することに
反対してきた。

 中国の電力の約70%は石炭火力発電所が生みだしており、残りの大半は三峡ダムの
ような水力発電。
天然ガス火力や原子力、再生可能エネルギーはそれぞれ数%規模にすぎない。
石炭火力発電は自動車と並ぶ大気汚染源のため、今世紀に入って
中国政府は脱硫、脱硝装置を義務付け、対応はそれなりに進んできた。
だが、PM2.5の回収に効果的な煙突の集塵装置については、政府は義務付けていなかった。
急激な電力需要の伸びに対応するため、電力会社を発電能力拡大の投資に
集中させる必要があったからだ。
PM2.5問題は中国政府と石油産業、電力産業が生み出した複合汚染といってもいいだろう。



■逃げ出す富裕層と耐える庶民

 PM2.5に覆われた北京、天津などでは裕福な市民の脱出が始まっている。
比較的、空気のよい福建省、四川省、雲南省などに一時的に長期滞在したり、
都市中心部のマンションから郊外の別荘地に移ったりする動きだ。
極端なケースはPM2.5を機に海外移住をめざす人も増えている。
中国人の米国、カナダ、マレーシア、ニュージーランドなどへの移民は
この4、5年増加してきたが、それが今年、急増する気配を見せ始めている。
昨年の尖閣諸島国有化のあとの反日で、激減していた日本への中国人観光客の訪問も
今年に入って、底打ちして増えつつあるのは「反日」が収まったというよりも、
きれいな空気を求めた訪日の面が強い。

 だが、住む場所を変えることのできない庶民は外出抑制やマスクくらいしか
対応法はない。
大気汚染への対応にも貧富の格差が反映される。高濃度のPM2.5を吸い続けるしかない
庶民の怒りはやがて政府や共産党一党支配体制への不満に発展していきかねない。
中国政府は石油産業や電力業界への規制強化に動くだろうが、今や国を牛耳るほどの
権力組織となったエネルギー産業を押さえ込むのは簡単ではない。
中国政府は排ガス規制の強化や集塵機の整備をすでに打ち出しているが、
実施時期や拘束性には疑問符がついている。



■体制に影響を与える可能性も

 政府の対応が生ぬるいとなれば、政府批判が起きるのは確実だ。
大連での化学工場閉鎖の時のように、一般の国民が中南海(中国の最高指導者たちが
居住する北京中心部の地区)に押しかけ、シュプレヒコールを挙げれば、
指導部には大きな脅威となる。選挙や民主化という抽象概念よりも今、自分が
吸っている空気の汚染、健康への被害は中国国民にとってはるかに重要であり、
深刻な問題だ。金持ちだけが海外移住などでそれを逃れようとしている事実も
怒りを倍加させるだろう。

 ソ連邦が崩壊する直前、2つのことが庶民を苦しめていた。
1つは食糧や日用品など物資の不足であり、もう1つはアラル海や西シベリアの
油田地帯など各地で深刻化した環境破壊、モスクワをはじめとする大都市の
大気汚染など公害問題だ。
体制を崩壊させるほどのエネルギーを国民に与えるのは食糧とよい環境の2つの
不足なのだ。
中国には食糧は不足していないが、庶民が安心して暮らせるよい環境は失われた。
PM2.5が思わぬ衝撃を中国の体制に与える可能性をみておくべきだろう。

「PM2.5」だけではない「環境汚染」が生む新たな中国危機
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