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2012-03

徳島県が発表した震災がれきを受け入れない理由

がれきの受け入れを15日に正式表明した静岡県の島田市をはじめ、全国の自治体が
がれきの受け入れを前向きに決定しようと動いています。

福岡県北九州市、山口県防府市、鳥取県米子市、沖縄県、新潟市など。

東日本大震災:防府市・震災がれき受け入れ方針 福島は対象外--環境省に聞く /山口

震災がれき 宮城で説明会 北九州職員参加

鳥取県米子市 条件付きで震災がれき受け入れ表明

震災がれき受け入れ表明=新潟市長

細野環境相は、11日朝のフジテレビ「新報道2001」に出演し、
がれきの広域処理について、
「被災地からのがれきを地方が受け入れないことは、被災地を切り捨てることである」と
まで話したのですよね。

細野環境相、震災がれき広域処理について「地方の受け入れ拒否は被災地切り捨て」

政府、きょう中に文書で要請=がれき広域処理

以前のブログ記事でも書きましたが、利権とセットになって、がれきを受け入れろ!と
いう「圧力」が日増しに強まる中、拍手を送りたいような自治体が出てきました。

それは徳島県です。

徳島県ががれきを受け入れない理由について、明確で説得力のある回答をしてくれました。

下記は 徳島県のホームページからのコピペです。


+++++++
60歳 男性 質問
タイトル:放射線が怖い? いいえ本当に怖いのは無知から来る恐怖

 東北がんばれ!!それってただ言葉だけだったのか?東北の瓦礫は今だ5%しか処理されて
いない。
東京、山形県を除く日本全国の道府県そして市民が瓦礫搬入を拒んでいるからだ。
ただ放射能が怖いと言う無知から来る身勝手な言い分で、マスコミの垂れ流した風評を
真に受けて、自分から勉強もせず大きな声で醜い感情を露わにして反対している人々よ、
恥を知れ!!
 徳島県の市民は、自分だけ良ければいいって言う人間ばっかりなのか。
声を大にして正義を叫ぶ人間はいないのか? 情け無い君たち東京を見習え。

【(徳島県)環境整備課からの回答】
 貴重なご意見ありがとうございます。
せっかくの機会でございますので、徳島県としての見解を述べさせていただきます。
 
 このたびの東日本大震災では,想定をはるかに超える大津波により膨大な量の
災害廃棄物が発生しており,被災自治体だけでは処理しきれない量と考えられます。

 こうしたことから,徳島県や県内のいくつかの市町村は,協力できる部分は
協力したいという思いで,国に対し協力する姿勢を表明しておりました。

 しかしながら,現行の法体制で想定していなかった放射能を帯びた震災がれきも
発生していることから,その処理について,国においては1kgあたり8000ベクレルまでは
全国において埋立処分できるといたしました。
(なお,徳島県においては,放射能を帯びた震災がれきは,国の責任で,国において
処理すべきであると政策提言しております。)

 放射性物質については、封じ込め、拡散させないことが原則であり、その観点から、
東日本大震災前は、IAEAの国際的な基準に基づき、
放射性セシウム濃度が1kgあたり100ベクレルを超える場合は、特別な管理下に
置かれ、低レベル放射性廃棄物処分場に封じ込めてきました。(クリアランス制度)

 ところが、国においては、東日本大震災後、当初、福島県内限定の基準として
出された8,000ベクレル(従来の基準の80倍)を、その十分な説明も根拠の明示も
ないまま、広域処理の基準にも転用いたしました。
(したがって、現在、原子力発電所の事業所内から出た廃棄物は、100ベクレルを
超えれば、低レベル放射性廃棄物処分場で厳格に管理されているのに、
事業所の外では、8000ベクレルまで、東京都をはじめとする東日本では埋立処分されて
おります。)

 ひとつ、お考えいただきたいのは、この8000ベクレルという水準は国際的には
低レベル放射性廃棄物として、厳格に管理されているということです。

 例えばフランスやドイツでは、低レベル放射性廃棄物処分場は、国内に1カ所だけで
あり、しかも鉱山の跡地など、放射性セシウム等が水に溶出して外部にでないように、
地下水と接触しないように、注意深く保管されています。

 また、群馬県伊勢崎市の処分場では1キロ当たり1800ベクレルという国の基準より、
大幅に低い焼却灰を埋め立てていたにもかかわらず、大雨により放射性セシウムが
水に溶け出し、排水基準を超えたという報道がございました。

 徳島県としては、県民の安心・安全を何より重視しなければならないことから、
一度、生活環境上に流出すれば、大きな影響のある放射性物質を含むがれきについて、
十分な検討もなく受け入れることは難しいと考えております。

 もちろん、放射能に汚染されていない廃棄物など、安全性が確認された廃棄物まで
受け入れないということではありません。安全な瓦礫については協力したいという
思いはございます。

 ただ、瓦礫を処理する施設を県は保有していないため、受け入れについては、
施設を有する各市町村及び県民の理解と同意が不可欠です。

 われわれとしては国に対し、上記のような事柄に対する丁寧で明確な説明を
求めているところであり、県民の理解が進めば、協力できる部分は協力していきたいと
考えております。


 (※3/13に公表しておりました回答文に、配慮に欠ける表現がありましたので、
一部訂正して掲載いたします。)

ようこそ知事室へ 目安箱
+++++++

いかがですか?

がれきについては「受け入れるべき」「受け入れるべきでない」と、住民の間でも
意見が分かれるところだと思いますが、
私は この徳島県環境整備課からのご回答、とても説得力があり、
「よく言ってくれた!」と評価したいです。
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