なぜ全成分表示偽装をするメーカーがいるのか。
利用して 配合した全成分を表示していない化粧品メーカーが存在することを
書きました。
化粧品全成分表示の規則にある「抜け穴」
そして、一般消費者の方でも出来る、全成分表示から怪しい「無添加化粧品」を
見分ける方法についても触れました。
全成分表示で怪しい「無添加化粧品」を見分ける方法
その後、お客様からご質問があり、なぜ そのようなことが出来てしまうのか?
化粧品の許可を取る際に役所はちゃんとチェックしているのですよね? と
いったことを聞かれました。
化粧品の場合、販売後に薬事法等の責任がかかってくるのが 「製造販売業者」なの
ですが、製造販売業者になること自体、自宅の1室などで4か月くらいの期間で
取れてしまうほど とても簡単ですし、化粧品製造販売業者になった後の、
個別の化粧品に対する「許可」というのは全くなく、役所に対して やっていることは
化粧品の「販売名を届ける」 ということ、だけなのです。
ですから、都道府県の薬務課など、役所の人が 個別の化粧品にどんな成分が入って
いるか ということを書類上でも チェックすることは 何か問題が起こらない限り、
まずありません。
販売名を届けるという作業だけで 毎日たくさんの化粧品が全国で生み出されて
いるのです。
化粧品の全成分表示が実施される以前は 「化粧品種別許可基準」というのがあって、
原料の規格が細かく定められており、販売名とともに配合した成分名を届ける必要が
ありました。
また、その当時は 化粧品の全成分表示前なので、「表示指定成分」だけを表示していた
頃でしたが、エキスの中にパラベンが入っているときは パラベンという
表示も必要だったのです。(「キャリーオーバーは表示しなくてよい」という
抜け穴は無かった)
私が思うに、指定成分のみの表示から全成分表示に移行し、販売名だけを届ければよい、と
いう現在の制度は 企業が悪いことをしない という「性善説」に立った規制緩和である、と
いうことです。
私自身も 最近までは このような全成分表示のごまかしをしているメーカーが
存在するなど、思いもしませんでした。
しかし、実際は 食品で産地偽装や、健康食品の表示の偽装があるのと同じように、
化粧品でも「全成分偽装」が存在したのです。
一見、薬事法 という厳しい(?)法律で縛られてコンプライアンスを守っているかの
ように見える化粧品業界が このような実態にあったとは・・・。
私が発見した限りでは 現在4社ほどの製造販売業者が 明らかな表示偽装の疑いが
あります。
ちなみに、その4社、また4社から化粧品の提供を受けた発売元のメーカーはどれも、
化学合成成分を一切使用していないかのような広告をしています。
実態を知ってしまうと つくづく呆れ返りますが、
誠実な表示、誠実な情報提供を行う という、一見 当たり前の姿勢を貫くこと
こそが 他社との差別化 にもつながるのだという意外なことが分かりました。
こだわりの無添加コスメ Global Beauty
震災ガレキを受け入れない理由
実に説得力があって素晴らしかったのですが、札幌市、福岡市も同様に 説得力の
ある説明をしてくれました。
以下は 札幌市長 上田文雄氏の声明文
「東日本大震災により発生したがれきの受入れについて」です。
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東日本大震災により発生したがれきの受入れについて
東日本大震災から一年が過ぎました。地震と津波による死者・行方不明者が
18,997人という未曽有の大災害は、福島第一原子力発電所の大事故とともに、
今なお人々の心と生活に大きな影を落としています。改めて被災者の皆さま方に
心からお見舞い申し上げ、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
震災から一年後となる、今年の3月11日前後、テレビの画面に繰り返し映し出された
のは、膨大ながれきの山と、その前に呆然と立ちすくむ被災者の姿でした。
これを視聴した多くの人々の心には、「何とか自分達の町でもこのがれき処理を
引き受けて早期処理に協力できないか」という、同胞としての優しい思いと共感が
生まれたものと思います。
政府は、岩手県・宮城県の震災がれき約2,045万トンのうち、20%に相当する
約401万トンを被災地以外の広域で処理するという方針を出し、今、その受入れの
是非に関する各自治体の判断が、連日のように新聞紙上等をにぎわせています。
私は、これまで、「放射性物質が付着しないがれきについては、当然のことながら
受け入れに協力をする。しかし、放射性物質で汚染され安全性を確認できないがれきに
ついては、受入れはできない。」と、市長としての考えを述べさせていただきました。
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『放射性廃棄物は、基本的には拡散させない』ことが原則というべきで、不幸にして
汚染された場合には、なるべくその近くに抑え込み、国の責任において、市民の
生活環境に放射性物質が漏れ出ないよう、集中的かつ長期間の管理を継続することが
必要であると私は考えています。非常時であっても、国民の健康と生活環境そして
日本の未来を守り、国内外からの信頼を得るためには、その基本を守ることが
重要だと思います。
国は、震災がれきの80%を被災地内で処理し、残りの20%のがれきを広域で
処理することとし、今後2年間での処理完了を目指しています。
これに対し、「現地に仮設処理施設を設置し精力的に焼却処理することで、
全量がれき処理が可能であり、また輸送コストもかからず、被災地における雇用確保の
ためにも良い」という意見も、被災県から述べられ始めています。
また放射性物質についてですが、震災以前は「放射性セシウム濃度が、廃棄物1kgあたり
100ベクレル以下であれば放射性物質として扱わなくてもよいレベル」だとされて
きました。
しかし現在では、「焼却後8,000ベクレル/kg以下であれば埋立て可能な基準」だと
されています。
「この数値は果たして、安全性の確証が得られるのか」というのが、多くの市民が
抱く素朴な疑問です。全国、幾つかの自治体で、独自基準を設けて引き受ける事例が
報道され始めていますが、その独自基準についても本当に安全なのか、科学的根拠を
示すことはできてはいないようです。
低レベルの放射線被ばくによる健康被害は、人体の外部から放射線を浴びる場合だけでは
なく、長期間にわたり放射性物質を管理する経過の中で、人体の内部に取り入れられる
可能性のある内部被ばくをも想定しなければならないといわれています。
チェルノブイリで放射線障害を受けた子ども達の治療活動にあたった日本人医師(長野県
松本市長など)をはじめ、多くの学者がこの内部被ばくの深刻さを語っています。
放射性物質は核種によっても違いますが、概ね人間の寿命より、はるかに長い時間
放射能を持ち続けるという性質があります。そして誰にも「確定的に絶対安全だとは
言えない」というのが現状だと思います。
札幌市の各清掃工場では、一般ごみ焼却後の灰からの放射性物質の濃度は、不検出
あるいは1キログラム当たり13~18ベクレルという極めて低い数値しか出ておりません。
私たちの住む北海道は日本有数の食糧庫であり、これから先も日本中に安全でおいしい
食糧を供給し続けていかなくてはなりません。そしてそれが私たち道民にできる最大の
貢献であり支援でもあると考えます。
私も昨年4月、被災地を視察してきました。目の前には灰色の荒涼たる街並みがどこまでも
続き、その爪痕は、あまりにも悲しく、そしてあまりにも辛い光景で、今も私のまぶたに
焼き付いています。
また私は、若い時に福島に1年半ほど生活していたことがあり、友人も沢山います。
福島は、桃やリンゴなどの優れた農作物で知られており、それらを丹精こめて生産されて
いる人々が、愛着のある家や畑から離れなければならない、その不条理と無念さに、
私は今も胸を締めつけられるような思いでいます。
札幌市はこれまで、心やさしい市民の皆様方とともに、さまざまな支援を行ってまいり
ました。
今なお札幌では、1,400人を超える被災者を受け入れており、あるいは一定期間
子どもたちを招いて放射線から守る活動などにも積極的に取り組んできたところです。
そのほか、山元町への長期派遣をはじめとした、延べ1,077人に及ぶ被災地への
職員派遣、等々。今までも、そしてこれからも、札幌にできる最大限の支援を継続して
いく決意に変わりはありません。
またこのところ、震災がれきの受け入れについて、電話やファクス、電子メールなどで
札幌市民はもとより、道内外の多くの方々から、賛同・批判それぞれの声をお寄せ
いただき、厳しい批判も多数拝見しています。ご意見をお寄せいただいた方々に感謝を
申し上げます。これらのご意見を踏まえ、何度も自問自答を繰り返しながら、
私は、「市長として判断する際に、最も大事にすべきこと、それは市民の健康と安全な
生活の場を保全することだ」という、いわば「原点」にたどり着きました。
私自身が不安を払拭できないでいるこの問題について、市民に受入れをお願いすることは
できません。
市民にとって「絶対に安全」であることが担保されるまで、引き続き慎重に検討して
いきたいと思っています。
2012年3月23日
札幌市長 上田文雄
東日本大震災により発生したがれきの受入れについて
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下記の福岡市の高島市長のコメントもお聞きください。
「震災ガレキを受け入れるのが "絆" 」というマスコミや政府のキャンペーン、
また、ばら撒き政策によって、続々と色々な市町村が 震災ガレキ受け入れに向けて
動く中、この札幌市長、福岡市長の声明には 拍手を送りたいです。
詐欺としか思えないAIJ問題
なんと ふてぶてしい人でしょう。
「取り戻す自信はあった」なんて、まるでギャンブラーの人が言うセリフかと。(笑)
“損失取り戻す自信あった”
この浅川社長と「体調不良」ということで今回欠席した高橋成子取締役のふたりは
計約45億円の報酬をもらっていたのですよ。
<AIJ>社長ら2人、報酬45億円
1000億円を超える巨額の損失を出したのに、個人資産を使って 少しでも弁済しようと
いう気は さらさら無いようですね。
AIJに企業年金の運用を任せていた中小企業を中心とした多くの会社、その従業員が
被害者であることは間違いありませんが、この問題、それ以外の全ての厚生年金
加入者にまで波及するかもしれません。
現在政府は、厚生年金全体で、この損失部分を補填する方針だ という話もあります。
(下記リンク先参照)
AIJ問題は厚生年金全体に影響する?
もし それが本当だとしたら、とんでもないことですね。
厚年基金運用担当90%近く未経験
2号機、60センチしか水がなかった!
格納容器が破損している2号機ですが、4.5メートル水がある と予想していたら
内視鏡で確認したら「60センチ」しか水が無かったって・・・。
福島第1原発事故 2号機に注水の冷却水、格納容器の底部から約60cmしかたまらず
しかも、その60センチの水で 「燃料は冷却できている」と会見で語る東電の松本氏。
本当は メルトスルー、メルトアウトして格納容器内に残っている燃料はわずかしか
ないから、格納容器内に留まっている燃料だけが冷却できている ということなので
しょう。
燃料の大半はコンクリートやその下の地下にもぐってしまったのでは・・・。
フクイチのライブカメラからは 夜になると モクモクと白い水蒸気が下のほうから
上がっているのが今でも見えることがあるらしいですし。
また、1時間に8.8トンもの大量の水を注いでいて、60センチの水位 ということは
注いだ水の大半は 「高濃度汚染水」となって建屋に漏れ、地震で入った建屋の亀裂から
地下水や海にジャージャー漏らしているということなのでは?
それを考えると恐ろしくなるんですけど・・・。
太平洋側の魚介類、海藻、 果たして食べてよいものなのでしょうか。
不謹慎ですが、ちょっと笑っちゃうようなニュースが・・・。↓
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かまぼこを作る時のように魚の肉を細かく砕いて水洗いを繰り返すことで、内部に
含まれる放射性セシウムを最大95%除去できることが、東京大大学院の渡部終五教授
らの実験で分かった。
28日に東京都内で開かれる日本水産学会で発表する。
渡部教授らは、かまぼこの材料となるニベとマダラで実験した。
いずれも昨年8~9月に福島県沿岸付近でとれたが、ニベは放射性セシウム134と
137を1キロ当たり計334.0ベクレル含んでいた。
ニベをミキサーで粉々にし、3回水に浸して洗った結果、セシウムは当初の約5%に
当たる同18.1ベクレルに減少。
ミキサーを使わない場合でも、約5分の1の同64.9ベクレルに低下した。
マダラも1回水洗いすると、セシウムは約3分の1になり、水洗いを重ねるごとに
減少する傾向が確認できた。
(2012/03/27-06:10)
魚肉のセシウム大幅除去=細かく砕き、水洗い-東大
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なんだか ツッコミどころ満載の記事なんですけど・・・。

セシウムを水洗いした排水は 結局海へと流れて 底のほうにたまるだけでしょう。
底にいるゴカイなどがその汚染された泥を食べ、それを食べる底魚や貝類などの
汚染となって、結局 「汚染の連鎖」が何十年も続くだけですよね。
それに、そんなミンチにして、何回も水洗いした魚肉なんて、誰が食べたいのか。
もはや「魚」とは言い難い状態で、栄養分だって大半流れますよね。(笑)
東大のセンセイだそうですが、こんな くだらない実験 やってる場合でしょうか?
東日本大震災:早期の漁再開期待 来月も自粛で県漁連 /福島
柔道の必修化は大丈夫?(2)
その後、私が住む福岡県での柔道必修化に向けての対応状況を地元のニュースで
報じていましたので、ご紹介したいと思います。
福岡県も 約7割の中学校が剣道ではなく、柔道を選択。
理由は単純で「道具が要らないから」だそうです。

特に怪我をしやすいのは 体力差のある子供を組ませるような場合。
現在 体育教師に研修活動をやっているが、体育教師の5人にひとりは
柔道を全くやったことがないとのこと。
文部科学省は 柔道経験者を指導員として配置するまでは 授業を行わないよう、
通達を出しているそうなのですが、ちなみに、日本を凌ぐ「柔道大国」となった
フランスでは 柔道指導者になるには、医学知識や経験を持った国家資格が
必要だそうですよ。
4月から中学必修「柔道」死亡事故多発は大丈夫なのか
武道の授業が始まる4月が目の前になりましたが、今の不十分な体制で 中学生に柔道を
やらせて、本当に大丈夫なのでしょうか。
不安が残ります。
中学校武道・ダンスの必修化(文部科学省)
必見! DAYS JAPAN 講演会
「3.11から1年」と題して、講演会を行い、その動画がYouTubeにありました。
私も見ましたが、必見の内容です。
上杉隆さん、広瀬隆さん、広河隆一さんのお話、是非お聞きください。
農水省、岩手県~静岡県までの農地汚染マップを発表
濃度分布図を公表しました。
昨年春のコメ作付けの目安とした
「土壌1キログラム当たり5千ベクレル」を超える農地は福島だけに集中し、
面積は牧草地を含め約8900ヘクタールになるとの推定値を示しました。
東京ドーム約1900個分に相当するそうです。
下記は発表された農地汚染マップです。

これを見ると、福島県だけでなく、栃木県北部の農地も かなり深刻な汚染状況の
ように思えるのですが・・・。
下記のページで詳しく各県ごとの農地の汚染マップも掲載されていますので、
気になる方は ご覧になられてください。
「農地土壌の放射性物質濃度分布図」の作成について
必見!バンダジェフスキー博士の記者会見
住民の健康被害を調査してきた元ゴメリ医科大学長の
ユーリー・バンダジェフスキー氏が先日来日されてあちこちで講演されたり、
記者会見をされました。
バンダジェフスキー博士は 食べ物等に含まれる放射性セシウムが心臓の筋肉に
与える影響について、注目すべき警告をされています。
子どもは10―30Bq/kgで60%に心電図異常が起き、
70―100Bq/kgで、突然死のリスクグループに というショッキングなものです。
「食品中の放射性物質は危険」――バンダジェフスキー氏が指摘
セシウムの心臓へのリスクを警告: 3月19日 バンダジェフスキー博士院内記者会見の一部
バンダジェフスキー博士の来日講演と対話から、僕が大切と思ったこと。
バンダジェフスキー博士の記者会見、まだご覧になられていない方は
是非ご覧ください。
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「全成分表示」で怪しい「無添加化粧品」を見分ける方法
その「抜け穴」を利用して、
配合した全成分を全て表示していない「無添加化粧品」メーカーが
残念ながら存在することを書きました。
今回は 具体的に 「無添加」を謳う化粧品が どんな全成分表示ならば 怪しいのか、
書いてみたいと思います。
まず、「抜け穴」ルールのためによく利用されるのが コラーゲンや植物エキスなど、
動植物からの抽出物です。
まず特に要注意は「コラーゲン」で、化粧品には コラーゲンをアルカリや酵素などで
分解した「加水分解コラーゲン」が最もよく使用されているのですが、
これはほとんどのものに原料の段階からパラベンやフェノキシエタノールが入っています。
(魚由来の「マリンコラーゲン」も同様)
ですから、コラーゲンが全成分に入っている段階で、キャリーオーバーのパラベン、
フェノキシエタノールの混在を疑ったほうがよいです。
「エラスチン」の場合は 全成分表示の中に、BG という表示がなければ、
キャリーオーバーの防腐剤の混入,もしくは 本来表示しなければばらない溶媒のBGを
表示していない疑いが強いです。
エラスチンには 水溶媒、BG溶媒のものが原料として存在していて、水溶媒のものには
パラベン、もしくはフェノキシエタノールが入っているからです。
(マリンエラスチンも同様)
ヒアルロン酸Naになると、話は変わってきます。
水にあらかじめ溶かしたゼリー状の原料もあれば、粉末もあるからです。
水に溶かしたものであれば、防腐剤を入れないと、すぐに腐敗してしまいます。
ですから、ゼリー状のものには パラベンやフェノキシエタノールが入っているものが
多いのですが、原料に使用しているのが 粉末であってもゼリー状であっても
同じ、ヒアルロン酸Na という表示名称なので、どちらを使用しているか、
全成分を見るだけでは区別がつきません。
コラーゲンやエラスチンといった動物抽出物の次に、要注意してみるべき点は
植物エキスです。
どの化粧品の全成分を見ても 多くの植物エキスの名前が書かれているものが
多いですね。
植物エキスの溶媒は 美容オイルに使われているもの以外は(水系の製品に使われて
いるもの)は 概ね、下記の3種類が存在します。
①エタノール+水で抽出したもの
→キャリーオーバー防腐剤は通常含まれない。(腐敗しにくい為)
ただし溶媒のエタノール、水は表示しなければならない
②BG+水で抽出したもの
→キャリーオーバー防腐剤は通常含まれない。(腐敗しにくい為)
ただし溶媒のBG、水は表示しなければならない
③水だけで抽出したもの
→キャリーオーバーとしてパラベンが含まれる。(腐敗しやすい為)
動植物エキスの種類によってはパラベンの代わりにフェノキシエタノールが含まれる
当社の無添加化粧品Global Beautyは キャリーオーバーで防腐剤が化粧品に
混入するのを避ける為、①または②のエキスしか使用していません。
しかし、皆さんが お手元にお持ちの化粧品、よろしければ全成分をチェックしてみて
ください。
全成分の中に「エタノール」または「BG」という表示がないのに、植物エキスの名前
だけは書いてある化粧品はございませんか?(下記のように)
水、・・・、○○エキス、△△エキス、・・・
要チェックのポイントとして、油分の名前などはどうでもいいです。
「溶媒」と「動植物抽出物」に着目して表示を確認するのです。
「エタノール」または「BG」という表示がないのに(溶媒が「水」という表示のみで)
植物エキスだけは1種類以上表示されているような場合、
防腐剤キャリーオーバーが隠れているか、もしくは 本来表示すべき溶媒を表示していないかの
いずれか、あるいは動植物抽出物が複数だと両方の場合があります。
なお、この例に必ずしも当てはまらないのは 海外で製造している海外ブランドの
無添加化粧品やナチュラルコスメの場合です。(原料も海外メーカーのものを
使用しているので)
また、国内ブランドであっても 配合している植物エキスを 全て自社でオリジナルで
抽出している場合は 当てはまらない場合があります。
そのようなメーカーは ホームページなどに 植物エキスを自社で抽出していることを
すでにアピールしているでしょう。
(植物エキスの自社抽出というのは かなりの宣伝になりますので。)
ですから、もしも、私のこの記事を読んで お客様が怪しいと疑い、メーカーに
問い合わせてみた結果、初めて「自社抽出しています。」という回答が返ってくる
ような場合は どう考えても変でしょう。(笑)
また、「自社抽出」を本当にやろうと思えば、コストもかかりますし、水溶媒の場合は
冷蔵庫で管理して早く使い切るということになります。
中小零細企業が多い日本の化粧品業界、どれだけのメーカーがそんな手間ひまかけたことを
原料入手の段階から行っているでしょうか・・・。
というわけで、全成分表示から 配合した全成分を全て表示していない不誠実なメーカーを
見分ける方法、この方法でも 完璧ではありませんが、
特に「溶媒」と「動植物抽出物」に着目することで、
いくつかのメーカーは すでに全成分表示に「ボロ」が出ておりますので、是非覚えて
おいてくださいね。

こだわりの無添加コスメ Global Beauty
自ら作ったルールを破るプロ野球界
人もいますが、プロ野球ファンの多くは やっぱり! という感じだったのでは
ないでしょうか。
内部資料が流出した!とか、朝日にリークしたのは解雇した清武英利元球団代表に
よるものとしか考えられない と巨人サイドは言っているようですが、
1億5千万円となっている契約金の申し合わせ額を はるかに上回る契約金を
少なくとも6選手に、支払っていたこと自体は 否定していないところをみると、
事実のようですね。(笑)
「最高標準額」の1億5千万という言葉も変な日本語だと思いましたが(「最高」と
「標準」では全く意味が違うと思うので)、他球団の見解も巨人を擁護するような
コメントばかりですね。
これでは 巨人以外の他球団も 同じように、申し合わせを超えた
高額契約金で選手を獲得するようなことを やっていたということでしょう。
契約金の額で一番大きいのが 阿部選手の10億円となっていますが、
本当はもっと貰っている選手が何名かいるのでは?
高橋由伸選手は 本人の希望だったヤクルトへの入団がほぼ決まりかけていたときに、
お父さんの借金数十億円を巨人が肩代わりして払うということで、巨人への入団が
決まったということが 以前から噂されていました。(週刊文春でも報道された)
7億円も払ったという野間口選手との契約書の内容も「ルール破り」を知った上での
契約書提示、「分割受け取り」の勧めという形になっていますね。↓
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「球界の決まりはご承知のとおり、契約金はとし最高1億円、出来高払いは成績によって
最高5千万円まで認められています」としながらも、「契約金 7億円」と明記。
一括払いと5~7年程度の分割払いの選択肢を示したうえで、
一括払いについて
「あなたが翌年の高額所得者番付に登場することは確実で、その際、球界のルールを
越えて契約金を受け取ったことが判明してしまい、あなたにとっても、
球団にとってもまずいことになります」と述べている。
一括だと「まずいことに」 巨人、分割受け取り勧める
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公には 2007年以降は「裏金」契約金はないことになっていますが、
それ以降に巨人に入団した選手はどうなっているのか、知りたいところです。
最近の選手では 長野選手や浪人中の菅野選手など、他球団の指名を断って巨人入りを
熱望という選手には 何か裏金が動いている可能性もあるのでは。
面白いのは 巨人をはじめ高額な契約金で有望な選手を集めた球団が 必ずしも
ペナントレースで優勝できていないことですね。(笑)
私個人的には プロのスポーツ選手が いくら貰おうと、本人の小さいころからの
努力と才能の結果ですから、良いと思います。
しかし、プロ入りする前の プロで通用するかどうか未知数の選手に
破格な契約金や1回200万円等の「お小遣い」を与えるって、どうなんでしょう・・・。
実際、報道されているような高額な契約金に見合った活躍をしているのかどうか、
疑問の選手もいますし、それだけの高額な契約金をもらうことによって、
プロ入り後に活躍しようがしまいが、一生安泰なわけですから、甘えが出てしまう
のでは?と思いました。
下記は この問題に関する野球評論家江本孟紀氏、スポーツライター玉木正之氏の
コメント。
両氏のコメントには私も同意です。
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◇巨人の契約金「最高標準額」超え契約報道問題
▼野球評論家江本孟紀氏
12球団が新人選手の契約金の最高標準額を申し合わせた当時から、今回の問題は
指摘されていた。
巨人だけでなく他球団でもやっていたこと。何を今更とも思うが、やはり巨額だ。
働く前に金を出すという発想ではなく、頑張って活躍した人に5億円、10億円と
あげるようなシステムが当然。球界全体で考えなければならない問題だ。
▼スポーツライター玉木正之氏
自分たちで決めたルールを自ら破るというプロ野球界のあしき伝統が再び発覚した
ことに「またか」という感じを受け、あきれ返る。
優秀な選手なら入団後に年俸を上げればいいだけだが、たとえ活躍しなかったとしても
他球団に入るのを阻止するだけで意味があったのだろう。
「巨人は自分のことだけしか考えていない」と考え、善良なファンの野球離れが
起こりかねない。
江本孟紀氏「何を今更とも思うが巨額」玉木正之氏「あしき伝統が再び発覚」
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ぜひ見てほしいBBCの番組
多くの方にインタビューを取って製作、放送した番組が とてもよくできています。
作業員の方には 東電から一切しゃべらないよう箝口令が出ていると聞きますが、
時々ポロリポロリと重要証言が出てきますね。
まだご覧になられていない方は 是非!ご覧ください。
下記のリンク先で、日本語字幕付きのものが見れます。
【必見!拡散希望!】英BBCドキュメンタリー「メルトダウンの内側」日本語字幕版作成しました
原発再稼働への地元合意、「半径10キロ」でOKと政府
事前に説明して合意を得る地方自治体の範囲を、
原則として原発から「半径10キロメートル」圏内
とする方針を固めたそうです。
ふざけるな!という感じですね。
原発再稼働、事前説明は10キロ圏自治体に限定 政府方針 30キロ圏自治体は反発
今回の福島第一原発事故で分かったように、ひとたびメルトダウンのような大事故が
起きれば、半径30キロどころか、半径250キロくらいまで、ホットスポットが
出来てしまっているわけですよね。
原発事故直後の首相官邸は、事故が深刻化した場合、首都圏までが避難対象となる
最悪のシナリオも想定していたし、当時の菅首相のもとで、枝野官房長官(当時)や
福山官房副長官(当時)が天皇陛下に関西方面へ避難していただくことを非公式に検討し、
その是非について、関係者と協議していた・・・ということまで報道されています。
半径10キロの自治体など、もともと 原発立地でお金をばら撒いてきて、
地元経済の為に 原発再稼働してほしい というところばかりなのではないでしょうか。
福井県の大飯原発で事故が起こった場合、大阪も広範囲に汚染される とのシミュレーションを
滋賀県も発表していますよ。
大飯原発で事故なら大阪も広範囲被曝 滋賀県が拡散予測
レベル7の福島第一原発事故やチェルノブイリクラスの事故でなくても、
東海村JCO臨界事故程度(レベル4)のものであっても、
青森県の大間原発で事故が起きれば、 対岸の函館市は確実に汚染されるでしょうし、
玄海原発で事故が起きれば、私の住む福岡市は汚染されるでしょう。
関電は 原発再稼働がなければ
「今夏の(電力)需給バランスは大変厳しい状況になり、国民生活や経済、産業に
多大な影響を与える」等と、なんだか産業界や市民に「圧力」をかけたような
発言を行っています。
関電、原発ゼロで夏に電力不足41日 「生活、経済に多大な影響」
大阪市の橋下徹市長は16日の記者会見で、政府が再稼働を探っている
関西電力大飯原発3、4号機(福井県大飯郡おおい町)について、
「本当に電気が足りないのか、いつまで再稼働が必要なのか。
そういう情報開示なしに再稼働したら民主党政権はもたないと思う」と牽制しています。
橋下市長、原発再稼働で首相恫喝!「政権もたない」
大飯原発で事故が起きれば大阪は汚染されるわけですから、これは当然ですね。
「ストレステスト」など、そもそも コンピュータのシミュレーションなわけですから、
入力するデータ次第でどうにでも結果を誘導できる、政治的な茶番劇でしょう。
また保安院! 大飯原発の再稼働が許されない理由が、また新たに判明した。
後藤政志さんが語るストレステストの問題点
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徳島県が発表した震災がれきを受け入れない理由
がれきの受け入れを前向きに決定しようと動いています。
福岡県北九州市、山口県防府市、鳥取県米子市、沖縄県、新潟市など。
東日本大震災:防府市・震災がれき受け入れ方針 福島は対象外--環境省に聞く /山口
震災がれき 宮城で説明会 北九州職員参加
鳥取県米子市 条件付きで震災がれき受け入れ表明
震災がれき受け入れ表明=新潟市長
細野環境相は、11日朝のフジテレビ「新報道2001」に出演し、
がれきの広域処理について、
「被災地からのがれきを地方が受け入れないことは、被災地を切り捨てることである」と
まで話したのですよね。
細野環境相、震災がれき広域処理について「地方の受け入れ拒否は被災地切り捨て」
政府、きょう中に文書で要請=がれき広域処理
以前のブログ記事でも書きましたが、利権とセットになって、がれきを受け入れろ!と
いう「圧力」が日増しに強まる中、拍手を送りたいような自治体が出てきました。
それは徳島県です。
徳島県ががれきを受け入れない理由について、明確で説得力のある回答をしてくれました。
下記は 徳島県のホームページからのコピペです。
+++++++
60歳 男性 質問
タイトル:放射線が怖い? いいえ本当に怖いのは無知から来る恐怖
東北がんばれ!!それってただ言葉だけだったのか?東北の瓦礫は今だ5%しか処理されて
いない。
東京、山形県を除く日本全国の道府県そして市民が瓦礫搬入を拒んでいるからだ。
ただ放射能が怖いと言う無知から来る身勝手な言い分で、マスコミの垂れ流した風評を
真に受けて、自分から勉強もせず大きな声で醜い感情を露わにして反対している人々よ、
恥を知れ!!
徳島県の市民は、自分だけ良ければいいって言う人間ばっかりなのか。
声を大にして正義を叫ぶ人間はいないのか? 情け無い君たち東京を見習え。
【(徳島県)環境整備課からの回答】
貴重なご意見ありがとうございます。
せっかくの機会でございますので、徳島県としての見解を述べさせていただきます。
このたびの東日本大震災では,想定をはるかに超える大津波により膨大な量の
災害廃棄物が発生しており,被災自治体だけでは処理しきれない量と考えられます。
こうしたことから,徳島県や県内のいくつかの市町村は,協力できる部分は
協力したいという思いで,国に対し協力する姿勢を表明しておりました。
しかしながら,現行の法体制で想定していなかった放射能を帯びた震災がれきも
発生していることから,その処理について,国においては1kgあたり8000ベクレルまでは
全国において埋立処分できるといたしました。
(なお,徳島県においては,放射能を帯びた震災がれきは,国の責任で,国において
処理すべきであると政策提言しております。)
放射性物質については、封じ込め、拡散させないことが原則であり、その観点から、
東日本大震災前は、IAEAの国際的な基準に基づき、
放射性セシウム濃度が1kgあたり100ベクレルを超える場合は、特別な管理下に
置かれ、低レベル放射性廃棄物処分場に封じ込めてきました。(クリアランス制度)
ところが、国においては、東日本大震災後、当初、福島県内限定の基準として
出された8,000ベクレル(従来の基準の80倍)を、その十分な説明も根拠の明示も
ないまま、広域処理の基準にも転用いたしました。
(したがって、現在、原子力発電所の事業所内から出た廃棄物は、100ベクレルを
超えれば、低レベル放射性廃棄物処分場で厳格に管理されているのに、
事業所の外では、8000ベクレルまで、東京都をはじめとする東日本では埋立処分されて
おります。)
ひとつ、お考えいただきたいのは、この8000ベクレルという水準は国際的には
低レベル放射性廃棄物として、厳格に管理されているということです。
例えばフランスやドイツでは、低レベル放射性廃棄物処分場は、国内に1カ所だけで
あり、しかも鉱山の跡地など、放射性セシウム等が水に溶出して外部にでないように、
地下水と接触しないように、注意深く保管されています。
また、群馬県伊勢崎市の処分場では1キロ当たり1800ベクレルという国の基準より、
大幅に低い焼却灰を埋め立てていたにもかかわらず、大雨により放射性セシウムが
水に溶け出し、排水基準を超えたという報道がございました。
徳島県としては、県民の安心・安全を何より重視しなければならないことから、
一度、生活環境上に流出すれば、大きな影響のある放射性物質を含むがれきについて、
十分な検討もなく受け入れることは難しいと考えております。
もちろん、放射能に汚染されていない廃棄物など、安全性が確認された廃棄物まで
受け入れないということではありません。安全な瓦礫については協力したいという
思いはございます。
ただ、瓦礫を処理する施設を県は保有していないため、受け入れについては、
施設を有する各市町村及び県民の理解と同意が不可欠です。
われわれとしては国に対し、上記のような事柄に対する丁寧で明確な説明を
求めているところであり、県民の理解が進めば、協力できる部分は協力していきたいと
考えております。
(※3/13に公表しておりました回答文に、配慮に欠ける表現がありましたので、
一部訂正して掲載いたします。)
ようこそ知事室へ 目安箱
+++++++
いかがですか?
がれきについては「受け入れるべき」「受け入れるべきでない」と、住民の間でも
意見が分かれるところだと思いますが、
私は この徳島県環境整備課からのご回答、とても説得力があり、
「よく言ってくれた!」と評価したいです。
結局は普及しない自然エネルギー
石油情報センターが3/14に発表したガソリンの店頭価格(全国平均)は
1リットル152.6円!
一瞬、これってハイオクの価格?と思いましたが、レギュラーガソリンの価格なの
ですよね・・・。

ほとんどの原発も止まっているし、火力発電のコストも上昇ってテレビ等で
言っていますが、火力発電のうち、LNG(天然ガス)27%、石炭25%、石油は13%なのです。
発電量に占める石炭火力のシェアは?
LNGの価格も上がっているとは思いますが、
石油価格上昇→原発稼働しなければ電気代大幅値上げ みたいに単純に
結びつける報道は やめてもらいたいものですね。
今後は 原発の代替エネルギーを 火力でつなぎながら、自然エネルギーの普及や
石油を作る藻やメタンハイドレートの掘削など、色々と模索していただきたいものですが、
早くも 自然エネルギーの普及を阻む大きな「抵抗」の声があちこちから上がっています。
たとえば 風力発電ですが、東京電力福島第1原発事故で漁の自粛が続く福島県沖で、
大規模な風力発電所の建設計画が進んでいます。
県の要請で政府が発案し、「洋上に100基規模の風車を浮かべる」という計画に
早くも漁協から抵抗の声が上がっています。
<風力発電>福島県沖に建設計画 漁業の妨げに
また、世界3位、約2300万キロワット分の資源がある地熱発電ですが、
これも温泉地が抵抗するでしょうね。
地熱発電に「待った」
ソフトバンクの孫さんが提案している休耕田に太陽光パネルを敷き詰める という案も
税金面や補助金で優遇されている農家がなかなか農地を明け渡さない という事情が
あるようです。
太陽光発電に農家の休耕地利用案 農家が土地を手放すか疑問
物事を決めるとき、誰かが得すれば、誰かが損する ということも多々ありますよね。
損をする人たちが抵抗勢力になって 結局 なあなあで決着、何も変わらない。 という
構図がまさにそこにあります。
日本の政治も同じですね。