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2021-05

個性こそが成功の鍵

これも最近読んだ本です。

大人げない大人になれ!

著者は自動車部品メーカー、アスキーなどを経てマイクロソフトの社長などを勤めた成毛氏。

氏いわく、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツや、黎明期の同社に在籍していた
超個性的な面々、ノーベル物理学賞受賞者のリチャード・ファインマン氏や同化学賞
受賞のキャリー・マリス氏、日本人ではソフトバンクの孫正義氏やライブドア創業者の
堀江貴文氏など、成功している人は 子供がそのまま大人になったような、
「大人げない」人物や、「ぶっとんだ」人物が多いのだと。

このような人たちは 自分たちのような一般庶民とは 元々の「素質」からして違う
のだと私は思っていましたが、成毛氏いわく、誰でも「大人げない」要素は持っている
そうで、それが大人になり、社会人になり、だんだんと保守的になり、「変化」を好まなく
なるのだと。

流行語になった「KY」、空気を読めない・・・というようなことが さも悪いことの
ように日本で言われていることも、おかしいと 本書では書かれています。
その場の空気を読む、人の顔色を伺う・・・ということが 如何にくだらないかと。

何かに夢中になって時間を忘れたり、1つのことに執着して利己的になったりする人の
ほうが クリエイティビティに溢れているのだと。

この辺の主張は たしかに、私もうなずけるものが多かったです。
そもそも、日本の教育や会社って、「協調性」ばかりを求めて、協調性が無い人は
「変わった人」とか「ダメな人」という烙印を押され、評価されないようになっていて、
それが「没個性」につながっているのだと思うので。

この本の著者は 自分自身が まさにそのような「大人げない」人物で、ビジネスで
如何に「非常識」な営業をやって成功してきたか・・・ということも随所に述べています。
結局 書かれている内容は 全体的には「自慢話」に終始しているようにも 思えたので(笑)、
この本を お金を出してまで買う価値は 正直、ないと思います。
(立ち読みや図書館程度で十分)




「臨死体験」は本当にあるのか?

人間、この世に生まれてきた人なら誰でも「死ぬ」ということの恐怖を感じたことが
あるのでは ないでしょうか。

その「死ぬ」一歩手前から戻ってきた人たちの多くが「臨死体験」をしていると
言います。
本書は その「臨死体験」について、著者の立花隆さんが国内外の多くの体験者、
科学者にインタビューして2冊にまとめたものです。

臨死体験 (上)(下) 立花 隆

分厚い本の上下2冊で、体験者へのインタビューとその検証にページを割いているところが
多くて、読んでいて途中、ちょっと飽きたところはありますが、死とか臨死体験とか
死後の世界みたいなものに興味がある方は 最初のほうと結論のほうだけでも 読んで
みると、なかなか楽しめるのではないかと思います。

「臨死体験」を経験したと言っている数百人の方の体験談をひとつひとつ検証したり、
脳科学者にインタビューしたりして立花さんが得た結論は下記のようなもの。

「三途の川を見た」とか、ベッドの上に横たわっている自分を空中浮遊して見たといった
「臨死体験」のうちのほとんどのものは 大脳皮質にある「シルヴィウス溝」という
ところを刺激すると、「幽体離脱」のように、本当の身体と自分の意志(魂?)とが
離れてしまったかのような不思議な体験をすることが分かっていると。

実験によって人を隔離し、触感も含め五感からの刺激をほとんどゼロに近い状態に
もっていくと幻覚を見ることがあるそうです。

また、宗教によっては 太鼓の音をずっと打ち鳴らす、単調な踊りを長時間踊り
続けるといったことをやって「開眼」したかのような状態に信者がなることがあるが、
これも 同じ音や動作の長時間の繰り返しというのは 五感を麻痺させるのに
近いのだそうで、それによって仏様やキリストに会った・・・という体験をする人が
いる。

死の間際とか、てんかん発作のときとか、過換気の発作のとき、脳の酸素欠乏状態から
幻覚を見ることもあるし、幻覚や幻聴、幽体離脱といった現象は ほとんど脳科学の
分野から説明できるが、臨死体験者の中には そういった科学の見地から 
まだ説明できない体験をした人も まれにいるので 「臨死体験」が全て 
オカルトだとも言い切れない・・・

というような内容でした。

そして、最初は 立花さんも 死を漠然と恐いものだと思っていたそうですが、
「臨死体験」者の多くの方を取材するにつれて、死を恐れる気持ちは一切無くなったそうです。

というのは 事故や病気で死にかけ、「臨死体験」した人のほとんどは その体験が とても
「心地よい」ものだったと語るからだそうで・・・。

ひどく苦しいとき、痛いときには その痛みを和らげようと、脳内麻薬のβ-エンドルフィン
が多量に分泌されていると言いますし、それが関係しているのかもしれませんが、
死の間際までいくと、痛みも苦しみも どうやら感じることはなさそうですし、
癌とかで痛がって衰弱していた人も 亡くなるときには 本当に安らかなお顔をされて
いる方が多いのも 「脳」の働きによるものだと思います。

私は何年か前に「大病」を経験して落ち込み、一歩間違うと「死にかけた」のだとマジで
思いましたが、そのときには漠然とした「死」への恐れがあったものが 
「死は恐くない」ということが この本で分かっただけでも 読む価値はあったかな、と
思いました。

日本経済立て直しの処方箋

この本はなかなか面白かったです。

民の見えざる手 大前研一

日本経済の今後は超高齢化による生産年齢人口の激減によりとても暗いのに対し、
中国、インド、インドネシア、南アフリカ、ブラジル、ロシア、ルーマニア、
ウクライナなどは今後さらなる成長が期待できる市場に、日本企業はもっと
進出すべきとか、日本企業がサムスン、LGなど韓国企業にここ数年、大きく
国際競争力で遅れをとっている理由(サムスンにはTOEIC900以上でないと入社もでき
ないという社員の高い英語力、3000人の社員を新興国、途上国に留学させて現地の
言葉や文化を学ばせる等、「人材育成能力」の違い)や、各世代で単身世帯が激増して
いるにも関らず「夫婦に子供2人」みたいな家族像にとらわれて食品などの品揃えを
してきた日本の食品総合スーパーの失敗、日本の高齢者は死ぬまでたくさんの資産を
持ったまま質素な暮らしをしている人が大勢いるが、もっと人生を楽しむ為にお金を
使うべき・・・とか、大前さんならではの鋭い指摘は 分かりやすく、かつ痛快でも
ありました。

しかし、この本に書かれてある、今後 どのように 日本経済を立て直すかについての 
大前さんの提言については 大都市の中にある「市街化調整区域」を眠らせたままで
なく、開発すべきとか、容積率を緩和してもっと高層ビルを建てられるようにすべき
、とか、都市計画に関するものについては その財源とか効果について、個人的には
疑問を感じるものも多かったです。

大前さんによると、日本の所得税は先進国の中ですでに最も重いし、税金をこれ以上
重くするべきではないと。

経済を好転させるには 税金を投入しなくてもできることが大いにある、イギリスが
サッチャー政権の頃にやったことを見習うべき・・・とありましたが、
それは 大幅な規制緩和で弱肉強食、淘汰される企業は淘汰され、整理されるべきという
内容のものなので、そういう"劇薬"の処方箋は日本にはムリなのではないでしょうか。

だって、タクシーの規制緩和による台数増加、売上の減少程度でも 日本では大問題に
なって今は減らそうとしているくらいですから、そもそも「潰れる企業は潰れろ」、
「強い企業だけが生き残れ」という政策には 日本の国民はついていけないと思います。


戦時中の女性達

これはつい先日、読んだばかりの本。
「おすすめの本」というほどでもないので、新たに「書評」というカテゴリを
つくりました。
昭和二十年夏、女たちの戦争

元NHKアナウンサーで作家の近藤富枝さん、生活評論家の吉沢久子さん、女優の
赤木春恵さん、元国連難民高等弁務官でJICA理事長の緒方貞子さん、日本初の女性宣伝
プロデューサー吉武輝子さんへのインタビューを本にまとめたものです。

彼女たちは いずれも 戦時中に 女性としての青春時代を迎えているわけで、
若い男性はみんな兵隊に取られ、男性で残っているのは 子供、老人、病人だけと
いう状況下での当時の女性の暮らしぶりがうかがえる本ではありますが、ちょっと
私個人的には「違和感」を感じたところがあります。

満州に渡って戦後引き上げてくるという大変な苦労をされた赤木春恵さんの
エピソード以外は いずれも 裕福なご家庭で育った方ばかりで、特に緒方貞子さん
は外交官の娘さんということで、戦時中とは言っても、一般庶民の生活からは
かけ離れた裕福な暮らしぶりや高い教育を受けられていることが分かりました。

私は 父が昭和13年生まれ、母が昭和18年生まれと、いずれも幼くして終戦を
迎えているということで、小さい頃から 両親から 「戦時中」の暮らしの話を
聞いた事がなく、それで 興味をもって図書館でこの本を借りてきたわけです。
しかし、この本に書かれているのは「一般庶民」の暮らしぶりとは思えないような
ものが多かったので、その時代の"庶民"の女性の暮らしぶりが知りたかった私として
は ちょっとがっかりしたというのが 正直なところです。 

世間の評価は高い、でも面白くない本

この本に関しては Amazonでの評価がなぜこんなに高いのか、全く理解できません。

「悪人」吉田修一

この高い評価に騙されて、図書館で順番待ちして予約したのに、読んでみてがっかり。
ただただ、登場人物の説明が無駄に長いだけの本で、正直、こんな駄作(私にとっては)を
読むために時間を無駄に使ってしまったかと、後悔したくらいです。
人物ごとの場面の切り替わりも あまりに頻繁すぎて、これもスムーズに読み進めるには
障害になります。

妻夫木 聡さん主演で、映画化までされたようですね。

殺人事件を扱った小説とはいえ、「悪人」というタイトルと内容とのギャップも感じた。
結局 誰が「悪人」なのかもよく分からないし、ミステリー小説とか推理小説と
いえるようなトリックがあるわけでもない、中途半端なストーリーです。

同じように 多くの方に高い評価を受けていても 私の中では全く評価できない本が
宮部みゆきさんの「模倣犯」。

これも人物説明が長すぎてダレます。
同じ宮部みゆきさんの本でも「理由」や「火車」はとても面白いのですが。

長編小説が嫌いなわけじゃないんです。
山崎豊子さんの長編小説なんか、決してダレることはなく、グングン物語の中に
引き込まれていくので、そういう小説は大好きです。

次こそは 良い本に出会いたいなぁ。。。

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